社会が混乱していることを誰もが感じているはずである。
果たして世界はどういう方向に向かおうとしているのか。
経済は、生活は、この先どうなるのか。
若者は明るい未来を描けるのか。
混迷の世を進む舵取りを首尾よくするに
この国の指導者は十分有能なのか、はたまた無能なのか。
潜在的にはすでにあった問題を
今年コロナが浮き彫りにしたと言ってよいのだと思う。
ではその時、個人は何をすればよいのか。
原点に戻って、本質的な実力をじっくり養うことである。
たとえば、健康とは何かをコロナが問うとき、
生物の原点に戻って、その食、睡眠、運動のあり方を正すことであり、
経済の混乱を問うとき、
経済の原点に返って、今のグローバル資本主義を糺すことであろう。
今年の受験生は大変な混迷の中にある。
コロナ禍での変則的な授業の展開、中身が分からない共通テストの魑魅魍魎・・・。
しかし、受験生とて、行うべきことは同じである。
しっかりと「本物の学力」を付けることである。
パターン暗記の表面的な学力(?)ではなく・・・。
試験の形式がどう変わろうと、同じ条件である限り、
表面的なあり方に関係なく、
実力のある者が合格することには変わりないのである。
であればこそ、「本物の学力」とは何かを問うべきなのである。