ついこのあいだ新年度が始まったと思っていたら、もう夏である。
GHSも先週で前期(高校生は第1学期)が終わり、
現在夏期講習に向けて、6月の実力テストの結果を踏まえての個別面談を実施しているところである。
私が「GHSでの新しい受験勉強が始まって3か月過ぎたけれど、どう?」とまず水を向けると、
多くの生徒から「勉強が本当に楽しいです!」との答えが間髪を入れず返ってくる。
ある生徒は「ここは体系的に学べて筋が通るので、納得できるし、分かっていくのが楽しくて仕方がないです。」と
興奮して話してくれたことである。
受験勉強は楽なものではないが、同時に分かる喜びをも味わうべきものである。
前期の終わりに、教室で全員にこの夏どう勉強すべきかを話したのであるが、生徒は目を輝かせて聞く。
人間の学力がどのように向上していくのか、
当然それには理屈とメカニズムがあるのであり、GHSはそうした方法論を持っているところに一日の長がある。
学習すべき内容と学習の仕方との両方においてそれがある。
GHSはそれが把握されており、しかもその実践の内容が年々進歩しつつある。
私自身、自分が受験生の時こういう予備校があったらと羨ましく思う。
GHS生は本当に幸せである。
残念なのは、この幸せを人に伝えられないもどかしさである。
学習内容はアタマの中のことであり、勉強の方法論はそれを実践している生徒だからこそ伝わるものだからである。
ただそれは魔法でもなければ、簡単だというわけではない。
その宝を生かすも殺すも本人次第である。
夏は受験の天王山とも言われる。
季節の良いこの時期だからこそ、秋以降に備えて
正しい方法論に則って、充実した勉強をしてほしいと願うばかりである。