私大医学部の一次合格あるいは一部はもう二次合格が出始めている。
合格の様子を見ると
やはりしっかりと「本物の学力」を付けた生徒が無理なく合格している。
一つ例を挙げると
もともと国立大学医学部を目指して学習してきていて
私大の過去問はそれほどやらずに受験しに行ったある生徒が
受けた大学の一次試験を軒並み合格して、二次試験に進んでいる。
通常「赤本」を何年分も解いて、大学の傾向を調べ受験に臨むというのが王道ではある。
そしてそうすべき生徒はもちろんそうすべきである。
GHSでもそうしている。
しかし、そうしなくても済む学力を付けることはできるのだし、付けるべきだということを
その生徒は示してくれているのだと思う。
彼女はもともと高いところから始まったわけではない。
だからGHSの門をたたいたのである。
しかし、本当に熱心に正しい方法で学習を進め、実力を積み上げていったことである。
先日高校生対象のたいへん高度な学習塾から移ってきた生徒に教材を見せてもらったのだが、
英語だけで厚さ2センチを超える分厚いテキストが三冊もあってそれを一年でこなさせるのだという。
これは酷であろう。
学校の授業そっちのけで塾の予習に血眼になるというのであるから。
その生徒もいっぱいいっぱいになって耐えきれずに移ってきたのである。
若いアタマにそういうことをさせてはいけないと思う。
そういうやり方でなくても同じような学力
否、もっと柔軟で伸びしろのある学力を付けることはできるのだから。
あらためて「本物の学力」とはどういうもので
どのように付けていくべきものなのかを考えてほしいものである。
若者の将来のために。