以前,日本社会が大人も子供も幼稚化している点について
このブログで書いたことがある.
今回の安倍首相の突然の辞任表明に
一国の首相がこれでは・・・との思いを強く抱いた人が
多かったのではないか.
所信表明演説をしてすぐの辞職.
「野党党首が会ってくれない」
「私が身を引くことで・・・」
何という幼稚さだろう.
幼稚さとは自分しか見えていないということである.
一見,表面的には皆を思いやって,国家を慮って
という言葉を並べながら
本質は自分しか見えていない.
これがお坊ちゃんつまり幼児化した大人の典型である.
子供は自分のことしか見えないし,
表現もストレートに自分を前面に押し出す.
幼児的大人は,知恵がついている分
表現は全体を考えているような言葉で偽装しながら
本質は自分のことしか考えていない.
こういう人間が増えていることの深刻さ
こういう人間が国家指導者になってしまうことの深刻さを
もう一度社会全体の問題として考え直さなければ
この先も同じことが繰り返されるであろうし,
日本社会がますます衰退していくであろう.
教育とは何を教育することなのか
原点に帰る良い機会かもしれない.