3月6日から国立大学の発表が始まった。
今年第1号の合格者となった(何しろ午前10時発表につき)Iさんが
昨日さっそくお母様とともに挨拶に来てくれた。
島根大学医学部に一年の浪人生活で合格したのである。
本当におめでとう!
Iさんは数学が今年の克服課題であったが、
GHSのセメントをしっかりものにして、
秋口から数学の成績がぐうーっと伸び、
本番では見事に解ききって納得の合格となった。
それにしても受験期というものは本人よりも周りの家族が落ち着かないものである。
お母様にその旨尋ねると、
「いえ、娘が毎日予備校に行くのが楽しくて仕方がない、という様子だったので、全然ストレスはありませんでした。」
とのお答え。
これは完全に私の取り越し苦労であった。
本人も、一年があっという間だった、という。
確かに、そうだなあ、勉強は楽しくなくては・・・。
前回紹介したY君のお母さんも
「息子がこんな楽しい予備校生活を送ることになるとは思ってもみませんでした!」
とおっしゃっていた。
知的な生物である人間は、分かっていくこと、学力がついていくことが自分で分かることが
何よりの充実であり、〝快〟である。
それを味わうことこそが受験勉強の意義である。
合否の結果を別にしても、それを受験勉強で知ったことが最大の財産なのである。

GHSは浪人生中心の予備校であり、高校生はごくわずかしか在籍していない。
しかしその中でKさんが信州大学医学部に現役で合格した。
あっぱれ!である。
コツコツとまじめに努力を積み重ねた彼女の誠実な性格の賜物である。
改めておめでとう!を言いたい。