2020年が始まった。
GHSは年末年始4日間、恒例の「センター試験実戦演習」を行った。
実際のセンター試験では2日かけて行う最大7科目の試験を一気に1日で
しかも4日間続けて行うのであるから、
かなりのハードワークである。
しかしそれをこなした諸君はそれだけの充実感をもって
そしてもちろんこの4日間の体験でつかんだものをもって本番に臨むことになる。
必ずや成績を後押ししてくれることだろう。
その一大行事に先輩たちも応援に来てくれる。
今福島で研修医をしている和田君も差し入れをもって駆けつけてくれた。
話を聞くと、仕事はやりがいがあって楽しくて仕方がないとのこと。
彼は震災を挟んで(震災の直接の被災者でもある)3年浪人して医学部に進学した経緯を持っている。
いろいろ苦労はしたが、でも本当になりたい仕事に着けて幸せだという。
彼の話を聞いていると、3年間の浪人はどうっということはないなと思えてくる。
むしろ、そうした経験が医師としての厚みを増してくれるに違いないと確信できる。
このところGHSには社会人や再受験生からの入塾の問い合わせが多い。
さまざまな経験や苦労を経てきたあとに医師の道に進んでいくというのは、悪くないと私は思っている。
勧めるというわけにはいかないが、なかなか良いことだと思う。
医師は人体を扱うのではなく、人間を相手にする職業なのであるから。
昨年信州大学医学部に進学したFさんも
20代に家庭の事情もあっていろいろな経験を積みながら29歳で医学部に進学した。
先日顔を出してくれたが、生き生きと勉強している様子。
きっと一味違う良い医者になるだろう。
最終的には自分が何になりたいか、である。
それがしっかりしているならば、途上の労苦は喜んで背負えばよい。
10年くらいどうってことはないだろう。
まずは、新年の始まりである。
自分の人生の目標、
そこから降りてくる今年の目標をしっかり見定めることである。
そして、さあ2020年をはじめよう!