2007年6月22日 塾長ブログ
速く処理することは一面でよいことであるが、 物事には順番がある。 人間が知的な、あるいは身体的な技術を身につけていく際には、 必ず最初はゆっくりである。 自分が得意とする技術について過去を振り返ってみれば 誰しも理解でき …
2007年6月12日 塾長ブログ
先日の毎日新聞に, 論語や漢詩を教材に使い始めた小学校の話が出ていた. もちろん,賛否両論あるだろうし, やり方次第でもあるだろうが, 小学校で英会話をやるよりはよほどよいと思う. 漢文のよさの一つはその重みと落ち着きに …
2007年6月5日 塾長ブログ
前々回,私の友人である神川仁君が 『新解釈−羅生門』(文芸社)を上梓したことに触れた. 実は,この書の後半が漢詩の話となっている. かねてより,漢文の大切さを公言している私としては 強い味方が一人増えたことの喜びが大きい …
2007年5月29日 塾長ブログ
文学が10代の若者にとって その人間としての心の形成上重要であると述べてきた. とは言え,文学といってもいろいろある. 若者がまず読むべきはいわゆる「古典文学」であろう. 要は「世界・日本文学全集」に収められているような …
2007年5月21日 塾長ブログ
近年世間を騒がせ, 人々が眉をひそめているニュースの多くは 「それでも人間か!」と叫びたくなる類のものである. それは「人間としての心」を持っていないということへの 驚きの表現であろう. 人間は残念ながら生まれつき「人間 …
2007年5月14日 塾長ブログ
今,いわゆる「文学作品」に日常触れる機会がある大人が どれくらいいるであろうか. 普通のビジネスマンは 目の前に山と詰まれた仕事をこなすに手一杯で 活字は新聞を読むのがせいぜいというのが平均ではなかろうか. 正直,私など …
2007年5月5日 塾長ブログ
医療現場の混乱が気になる。 GHSは若い優秀な人材を 医学の世界に毎年送り出しているので なおさらである。 先日ある経済誌で特集を組んでいたので ゆっくり読んでみたのであるが、 実に腹立たしい思いであった。 責任を特定の …
2007年4月24日 塾長ブログ
親御さんが相談に来るケースで多いのが、 子供がやる気がなくて困っているというものである。 子供に会ってみると、彼らに共通しているのが、 “憧れ”のなさである。 勉強以外に何か憧れを抱いているものがあるのならば それが社会 …
2007年4月16日 塾長ブログ
最近、“本物の実力”“本当の実力”という言葉を あちこちで見かけるようになってきた。 本物を目指そうという流れは大歓迎であるが、 問題は“本物”の中身であろう。 何をもって“本物”とするのか、 そこにそれぞれの学び舎の器 …
2007年4月3日 塾長ブログ
今年の合格者が一年を振り返って 後輩へのアドバイスを寄せてくれている。 それを読むと、それぞれに外からは見えない頑張りを 頑張りとおしたのだなあと胸にグゥッと来るものがある。 この頑張りを持続させたものは何なのか。 やは …